スピードスケートの全日本選手権は17日、青森県の八戸市長根リンクで開幕する。16日は雪がちらつく中、会場の屋外リンクで公式練習があり、女子で初優勝を狙う17歳の高木美帆(北海道・帯広南商高)や2大会ぶり2度目の優勝を目指す菊池彩花(富士急)が最終調整した。男子で3度の優勝を誇る平子裕基(開西病院)も氷の感触を確かめた。

 女子で昨年初優勝した長距離のエース、穂積雅子(ダイチ)は夏に痛めた右足の回復が思わしくないため、出場を取りやめた。短距離のエース、小平奈緒(相沢病院)も出場しない。

 大会は短距離から長距離まで4種目の総合成績で争われ、W杯後半戦や世界選手権の出場枠を争うアジア地区予選(来年1月・カザフスタン)の代表選考会を兼ねる。