<ラグビー:トップリーグ・NTTドコモ28-19NEC>◇第12節◇初日◇28日◇東京・秩父宮ラグビー場

 4位NECは4強によるプレーオフ(2月19日開幕)進出を、この日は決められなかった。勝ち点5で勝てば4強入りが確定した試合で、12位と残留争いの中にいるNTTドコモの勢いに押された。前半8分に先制トライを許し、前半は12-7で終えたが、鉄壁のディフェンスが自慢のチームが後半には3トライを献上してしまった。

 フランカーのニリ・ラトゥ主将は「ドコモのハングリーさに、勝利を与えてしまった。この時期は下位のチームがハードに来る。我々はミスが多かった」と振り返った。

 そんな中、試合終了間際にはCTB釜池真道が60メートルを独走してトライ。岡村要ヘッドコーチは、選手が最後まであきらめない姿勢を見せたことを受け止め、「明日からいかに前向きにやれるかが大事」と話した。