サッカーくじによる助成金や国庫補助金で不適切な取り扱いがなかったかを調べるため、日本オリンピック委員会(JOC)が加盟競技団体に過去5年間の実態を質問するアンケートを配布したことが13日、分かった。1月に設置した第三者特別調査委員会が、助成や補助を受けている35前後の団体を調べる。

 全日本テコンドー協会が不適切と疑われる取り扱いを指摘されたのを発端に、セーリングやカーリングで助成金の受給者が寄付の形で競技団体に報酬の一部を返還していたことが発覚している。JOC関係者は「寄付が善意なのか、意図があったのかなど詳細な実態を調査したい」と述べた。