<柔道:全日本女子選手権>◇15日◇横浜文化体育館

 山部佳苗(21=山梨学院大)が、決勝で昨年優勝の杉本美香(27=コマツ)を3分33秒に体落としの技ありを奪い、初優勝した。「信じられない気持ちでいっぱい」と笑顔をみせ、勝因は「自分から攻めていけたので」と話した。この日は得意の払い腰、大外刈りの切れがよく、準々決勝では杉本と78キロ超級ロンドン五輪代表を争う田知本愛(23=ALSOK)と両者ポイントなしの接戦になったが、旗判定2-1で勝った。日本の2強を倒して「雲の上の存在だったタイトル」をつかんだ。