卓球のロンドン五輪男子日本代表が10日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで練習を公開した。既にシングルスで代表を決めていた水谷隼(22)、岸川聖也(24=ともにスヴェンソン)に続いて、高校3年の丹羽孝希(17=青森山田高)が団体の出場権を獲得してから初めての合宿。岸川と丹羽はダブルスも組んで強化を行った。宮崎義仁監督は「団体は水谷をエース使いし、岸川と丹羽でダブルスを組むのが第1候補。ただ、対中国を考えたとき、丹羽をエース使いして水谷・岸川組になる可能性もある」と、20年ぶりの高校生代表となる丹羽を高く評価した。

 エース水谷にも「ほかの選手が強くなれば、自分もいい練習ができる」と、成長を歓迎された丹羽は「代表には強い選手がたくさんいる。集中しないとついていけない」と、真剣な表情で話した。