ラグビーの日本代表メンバーが27日、フランス・リーグ選抜との強化試合(6月24日・秩父宮)に東日本大震災で被災した福島県の小中学生100人を招待するため、7人制大会「セブンズフェスティバル」が開かれた東京・秩父宮ラグビー場で募金活動を行った。

 発案した選手が自らスタンドを歩き回って協力を呼び掛け、約40万円が集まった。活動の中心となったフランカー佐々木隆道(サントリー)は「目に見える形でやりたかった。今後も継続したい」と話した。6月のパシフィック・ネーションズカップの試合会場でも実施する予定。

 セブンズフェスティバルには岩手県釜石市のクラブチーム、釜石シーウェイブスが招待出場し、トップリーグの東芝を破る活躍を見せた。佐伯悠主将は「呼んでもらったからには勝ちたかった。自信につながる」と笑顔で語った。