テニスの全仏オープンに2年ぶりに出場する日本男子のエース錦織圭(日清食品)が26日、パリのローランギャロスで記者会見し「ここで(好)結果を出すのが一番の目標。クレー(コート)にも慣れて強くなっているのを感じるし、集中して戦っていきたい」と意気込んだ。

 第13シードの錦織は1回戦で世界ランキング90位のジェシー・レバイン(カナダ)の挑戦を受ける。左利きのレバインには3年前に一度対戦して勝っており「どのショットも器用に打てる。サーブは強くないので、リターンから試合をつくることが第一になる」と初戦を見据えた。

 開幕前日の25日には世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と調整し、トップ選手の風格も身に付けてきた。「準備はしっかりやってきた。あとは(力を)発揮していくだけ」と語った。