非五輪競技も含めた各種の国際スポーツ団体が加盟する「スポーツアコード」の新会長に就任したマリアス・ビゼール氏が10日、東京都内で記者会見した。

 各競技の世界選手権を4年に1度、特定の国や地域で合同開催する構想について「五輪と対抗するのではなく、新たな市場を開拓するのが狙いだ」と説明した。

 国際柔道連盟(IJF)会長として改革を断行してきた同氏は「世界のスポーツ界も改革したい。陸上や水泳と非五輪競技などが合同開催できれば、知名度の低い競技団体にも収入を分配するチャンスが生まれる」と述べ、第1回を2017年とする考えを示した。

 IJF会長として開いた記者会見では、国際オリンピック委員会(IOC)にリオデジャネイロ五輪で男女の団体戦の導入を申請すると発表し「(9月の)IOC総会で採用される可能性が高まってきた」と話した。IJFに女性委員会を設立する意向も示した。