カーリング女子で来年2月のソチ五輪世界最終予選(12月=ドイツ)に日本代表として臨む北海道銀行が9月30日、成田空港からカナダ遠征に出発した。バンクーバー、エドモントンなどを転戦し「ワールドカーリングツアー」(国際大会)に出場し、海外勢にもまれながら腕を磨く。

 9月の日本代表決定戦で、中部電力などを破り日本代表になった。ところが一部の周囲では、五輪代表決定と勘違いされたという。スキップ(主将)の小笠原歩(34)は「久しぶりに会った親戚や友人らは(五輪出場が)決まったと勘違いしていました。12月にある大事な試合に1歩近づいただけ、と強調しておきました」と笑いながら話した。

 4歳の長男を持つママさん選手。今年2月にママさんアスリートが集まる機会があり、刺激になったという。「引退された元五輪選手の方からも連絡をいただき、頑張らないといけないと思いました。世界選手権では、世界ジュニアで戦った選手で、母親になって復帰した選手もいました。刺激になりましたね」。今度は自分がママさんアスリートとして希望の星になる。