全日本柔道連盟(全柔連)は5日、東京都内で男子強化委員会を開き、下級生への暴力行為で強化指定選手を外れた昨夏の世界選手権73キロ級覇者、大野将平(天理大)の強化指定復帰を承認した。大野は全柔連による3カ月の競技者登録停止処分が昨年12月18日に解けた。

 強化委に出席した日本男子の井上康生監督は「起こした騒動を大野自身が反省し、心を入れ替えて柔道に取り組んでほしい。われわれも継続して厳しく指導をしていく」と再発防止を誓った。

 大野は東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われている強化合宿に6日から合流し、2月の欧州遠征にも参加する。