全日本スキー連盟は20日、ソチ冬季五輪代表として、アルペン男子回転のエースで30歳の湯浅直樹(スポーツアルペンク)とフリースタイル、モーグル女子で34歳の上村愛子、26歳の伊藤みき(ともに北野建設)らを発表した。湯浅は7位入賞した2006年トリノ五輪以来2大会ぶり、上村は5大会、伊藤は3大会連続の代表となった。

 アルペンは男子回転で過去にワールドカップ(W杯)で2位が3度ある32歳の佐々木明(ICI石井スポーツ)は4大会連続で選ばれた。女子は同連盟の派遣基準を満たす選手がおらず、前回バンクーバー五輪に続いて派遣が見送られた。

 モーグル女子は前回4位の上村、昨季の世界選手権で銀メダル2個を獲得、右膝の負傷から復帰を目指す伊藤のほか、前回に続く代表入りの村田愛里咲(行学学園教)、選考期間最後の大会だった19日のW杯で3位に入って派遣基準を満たした星野純子(リステル)が選出された。

 男子は今季のW杯第1戦で3位に入った遠藤尚(忍建設)、第2戦で6位となった西伸幸(白馬ク)が代表となった。ソチで初実施されるスロープスタイルには女子の高尾千穂(尾瀬ク)が派遣される。

 モーグルは女子が2月8日、男子は10日に決勝が行われ、スロープスタイルは11日に女子のメダルが決まる。アルペン男子回転は大会終盤の22日に実施される。