<卓球:JA全農世界選手権団体戦>◇第7日◇4日◇東京・国立代々木競技場ほか◇男女決勝トーナメント準決勝

 日本女子が、31年ぶりに銀メダル以上を確定した。準決勝で香港を3-1で破り、83年東京大会以来の決勝進出を決めた。5日の決勝では世界ランク1位の中国と対戦する。

 31年前に準優勝した女子の日本代表メンバーも会場で試合を見守り、快挙を祝福した。

 1983年大会で中国と決勝を戦った馬場(旧姓星野)美香さん(48)は「本当にうれしい。勝てない時期もあったが、五輪で銀メダルを取り、世界選手権でもさらに先に進んでくれた」と“卓球ニッポン”復活を喜んだ。

 日本女子最後の世界一は71年名古屋大会で、決勝で中国を倒した。馬場さんは「中国を破ってのメダルはもう一つの悲願。それが達成されたら、日本の卓球界にとって本当に素晴らしいこと」と決勝での活躍にも期待を寄せた。