<柔道:世界選手権>◇第2日◇26日◇ロシア・チェリャビンスク

 男子66キロ級で24歳の海老沼匡(パーク24)が決勝でミハイル・プリャエフ(ロシア)に内股を決めて一本勝ちし、3連覇を果たした。初出場で21歳の高市賢悟(東海大)は準決勝と3位決定戦で敗れ、5位だった。

 日本男子では藤猪省三が1970年代に中量級などで達成した4連覇が最多。3連覇以上は2003年まで3大会を制した100キロ級の井上康生以来、5人目となる。

 海老沼は2試合で一本勝ちして迎えた準々決勝で、2009年大会の60キロ級覇者で前回66キロ級3位のゲオルギー・ザンタラヤ(ウクライナ)に延長で優勢勝ち。準決勝も優勢で制した。高市は2試合で背負い投げの一本勝ちを収めたが、準決勝でプリャエフに敗れた。

 女子52キロ級で昨年3位の橋本優貴(コマツ)は準々決勝でナタリア・クジュティナ(ロシア)に一本負け。敗者復活戦も敗れてメダルを逃した。マイリンダ・ケルメンディ(コソボ)が2連覇した。