<テニス・全米オープン>◇第8日◇1日◇米ニューヨーク・ナショナルテニスセンター◇男子シングルス4回戦
世界11位の錦織圭(24=日清食品)がフルセットの末、同6位のミロシュ・ラオニッチ(23=カナダ)を下し、初の8強進出を果たした。
午前3時をすぎて始まった記者会見で、緊張から解放された錦織は笑顔も交え、はっきりとした口調で答えた。
-どう挽回したのか
錦織
3セット目を落としてテニスも上がってこなかったが、少しずつリターンゲームで重圧をかけられるようになり、5セット目はサービスゲームにも自信を持てた。
-8強という結果は
錦織
(右足親指のけがで)来る前は考えられなかった。1回戦を勝った後は足の調子もテニスも良く、そこからは自分を信じてやれている。
-観客の声援は
錦織
こんな遅くまで応援してくれて、どうやって帰るのか心配だが、とても力になった。
-先を見据えている
錦織
まだ喜べない。上まで行かないといけないというプレッシャーもかけてやっている。勝てないという相手はいないと思うので、上を向いてやりたい。
-マイケル・チャンコーチの存在は
錦織
心強い。自分のテニスが良くなっているのも、マイケルとダンテ(ボティーニ)の2人のコーチが自分をプッシュして強くしてくれているおかげだと思う。