<テニス:全米オープン>◇最終日◇8日◇米ニューヨーク・ナショナルテニスセンター◇男子シングルス決勝

 第10シードの錦織圭(日清食品)は第14シードのマリン・チリッチ(クロアチア)に3-6、3-6、3-6でストレート負けし、日本選手初の4大大会シングルス制覇はならなかった。

 世界ランキング8位の錦織はチリッチが198センチの長身から繰り出すサーブに苦しんだ。打ち合いでも最後までリズムをつかめず、チリッチに4大大会初制覇を許した。

 今大会で右足親指の負傷から復帰した錦織は絶好調で、全米では熊谷一弥以来、96年ぶりに日本選手としてベスト4入り。準決勝では世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒し、4大大会で日本選手初のシングルス決勝に勝ち上がったが、あと1歩で頂点には届かなかった。

 錦織

 「全力を尽くしたが自分のテニスができなかった。厳しい試合だった。初めて決勝に出られて、仲間に感謝している。楽しい2週間だった。また来年もここに来たい」。

 チリッチ

 「最高のテニスができた。努力を重ねてきたことが実を結んだ。頑張れば優勝できるということを証明できたと思う」。錦

 織03-63-63-6 - - 3チリッチ第3セット

 錦織3-6チリッチ【第9ゲーム】

 チリッチのサーブに飛びつくが返せず15-0。錦織のバックのリターンがアウトし40-0。ダブルフォルトで40-15。バックハンドのクロスがウイナーとなりチリッチがキープして初優勝を決めた

 錦織は健闘したが準優勝。相手が良すぎた。それでも快挙だ胸を張れ!【第8ゲーム】

 錦織のフォアのリターンがネットにかかり0-15。チリッチのリターンがネットにかかり15-15も、錦織のフォアのダウンザラインがウイナーとなり30-15。30-30から錦織の2本目のエースが決まり40-30。チリッチのリターンがアウトし錦織がキープ【第7ゲーム】

 錦織の深いショットに、チリッチのバックのリターンがネットにかかり15-30。フォアのリターンもネットで15-40と錦織にブレークポイント。セカンドサーブを錦織が返せず30-40。17本目のエースでチリッチがシュースに持ち込む。チリッチのフォアのリターンが大きくアウトし、再び錦織にブレークポイント。錦織のリターンがネットにかかり2度目のデュース。チリッチのコードボールに錦織が追いつくが惜しくも返せず、チリッチがアドバンテージ。最後はチリッチのバックハンドのダウンザラインがウイナーとなり、チリッチがキープ【第6ゲーム】

 錦織のフォアのクロスがウイナーとなり30-0。錦織のファーストサーブをチリッチが返せず40-0。ストローク戦で圧倒し錦織がキープ【第5ゲーム】

 チリッチが15本目のエースで15-0。錦織のロブが決まって15-15。錦織のサーブリターンがアウトし30-15。さらに16本目のエースで40-15。錦織がフォアのストレートがウイナーとなり40-30。最後はサーブで崩しチリッチがキープ【第4ゲーム】

 錦織のフォアの逆クロスがウイナーとなり15-15。ストローク戦からチリッチのフォアの逆クロスがウイナーとなり15-30。錦織のバックのストレートのリターンがネットにかかり15-40とチリッチにブレークポイント。30-40から長いストローク戦から錦織のバックのリターンがアウトしチリッチがブレーク【第3ゲーム】

 錦織のバックの強烈なストレートをチリッチが返せず、30-15。しかし、ネットに出た錦織の頭上を越えるロブが決まり40-15。最後は14本目のエースが決まりチリッチがキープ【第2ゲーム】

 40-30から錦織のバックのリターンがネットにかかりデュース。錦織が初のエースを決めアドバンテージ。左右に振った後、錦織のバックのクロスをチリッチが返せず錦織がキープ【第1ゲーム】

 3連続エースで40-0。チリッチのリターンミスで40-30。ダブルフォルトでデュース。錦織のバックのリターンがアウトし、チリッチがアドバンテージ。チリッチのコードボールがアウトし、2度目のデュース。錦織のバックのリターンがフレームショットとなり、チリッチがアドバンテージ。錦織のリターンが返らずチリッチがキープ第2セット

 錦織3-6チリッチ【第9ゲーム】

 錦織のバックのダウンザラインがウイナーとなり15-15。30-30から錦織の下がりながらのスマッシュがネットにかかり、チリッチにセットポイント。チリッチのフォアのストレートがウイナーとなりチリッチがブレークして第2セットも連取【第8ゲーム】

 チリッチのフォアのクロスがウイナーとなり15-15。初のダブルフォルトで15-30。錦織のフォアの逆クロスをチリッチが返せず、15-40と錦織にブレークポイント。30-40からチリッチのサーブを返せずデュース。チリッチがチャレンジ失敗で、錦織にブレークポイント。チリッチのリターンがアウトし錦織が初のブレーク【第7ゲーム】

 錦織がフォアのウイナーを決め15-0。ドロップショットで前へ出し、フォアのクロスもネットにかかり15-30。チリッチにストロークで圧倒され15-40。最後は錦織のリターンがネットにかかりチリッチがブレーク。ここで試合時間が1時間経過【第6ゲーム】

 4連続エースでチリッチがキープ。チリッチのエースは10本【第5ゲーム】

 錦織がフォアで8本目のウイナーを決め30-0。錦織ガッツポーズ!

 ストローク戦を制し錦織がラブゲームでキープ【第4ゲーム】

 錦織のフォアのダウンザラインがウイナーとなり15-15。チリッチのバックのリターンが連続してアウトし15-40と錦織にブレークポイント。30-40からチリッチが強烈なサーブを決めデュース。ネットに出てのボレーが決まりチリッチがアドバンテージ。チリッチのフォアで逆を突かれて錦織がリターンできずチリッチがキープ【第3ゲーム】

 錦織の連続ミスから0-30。決めにいったフォアのクロスもアウトで0-40。30-40と盛り返し、相手のコードボールを冷静にドロップショット。これが見事に決まりデュース。チリッチがフォアのクロスのウイナーを決めアドバンテージ。錦織のバックのリターンがネットにかかりチリッチがブレーク【第2ゲーム】

 チリッチが連続エースで30-0。錦織のフォアのリターンがアウトし40-15。錦織のバックのサーブリターンがネットにかかりチリッチがキープ【第1ゲーム】

 錦織がサーブで崩し、フォアの逆クロスがウイナーとなり30-15。40-15からフォアのストレートがウイナーとなり錦織がキープ第1セット

 錦織3-6チリッチ【第9ゲーム】

 長いラリーから錦織のバックのリターンが返せず15-0。40-0から強烈なフォアのリターンを錦織が返せず、ラブゲームでチリッチがキープし第1セットを先取【第8ゲーム】

 錦織のフォアのリターンがアウトで0-15。錦織が相手を左右に揺さぶり30-15も、チリッチのバックのダウンザラインがウイナーとなり30-30。40-30からチリッチのサーブリターンがネットにかかり錦織がキープ【第7ゲーム】

 チリッチのフォアのクロスが2本連続でウイナーとなり、40-15。時速209キロのエースが決まりチリッチがキープ【第6ゲーム】

 錦織のフォアのリターンが甘くなり0-30。さらにリターンミスで0-40とチリッチにブレークポイント。チリッチのサーブリターンがミスとなり30-40となったが、錦織のフォアのスライスのリターンがアウトし、チリッチがブレーク【第5ゲーム】

 時速207・6キロ、時速215・6のエースが決まるなどでチリッチがキープ【第4ゲーム】

 ストローク戦で圧倒し、セカンドサーブも決まって30-0。40-15から、フォアの逆クロスがウイナーとなり錦織がキープ【第3ゲーム】

 錦織のリターンミスなどでラブゲームでチリッチがキープ【第2ゲーム】

 0-30から2ポイント連取で30-30。チリッチのバックのリターンがネットにかかり40-30。フォアのクロスをチリッチがリターンできず錦織がキープ【第1ゲーム】

 チリッチのサーブで決戦が開始。チリッチが1本目のエースで15-15。チリッチのフォアのリターンがアウトし30-40と錦織のブレークポイント。チリッチのフォアがウイナーとなりデュース。サーブが決まり、チリッチがキープ※試合前の通路インタビューで錦織は「決勝なので興奮している。いい試合ができると良い。(相手は)アグレッシブなテニスをするので注意が必要。食らいついていきたい」と話した。チリッチは「いつものゲームがしたい。決勝を楽しみたい。硬くならないようにプレーしたい」と話した。