<レスリング:世界選手権>◇11日◇タシケント

 女子3階級が行われ、53キロ級の吉田沙保里(ALSOK)が決勝でソフィア・マットソン(スウェーデン)を下し、連覇を12に伸ばした。55キロ級での五輪3連覇と合わせ、15大会連続で世界一に輝いた。

 63キロ級で同じく五輪3連覇の伊調馨(ALSOK)は58キロ級の決勝でワレリア・コブロワ(ロシア)にテクニカルフォール勝ちし、9度目の優勝を果たした。

 吉田は初戦で中国選手、準決勝でカナダ選手をフォールで仕留めた。伊調は3回戦で米国選手、準決勝ではベラルーシ選手にテクニカルフォール勝ちと圧倒した。

 2016年リオデジャネイロ五輪で女子はこれまでの4階級から6階級に増えるため、吉田と伊調は新階級で臨んだ。

 75キロ級の鈴木博恵(クリナップ)は1、2回戦を突破したが、3回戦で昨年72キロ級3位のアデリン・グレー(米国)に屈し、敗者復活戦でも敗れた。

 日本の女子はここまで7階級で金メダル4つとなった。