南半球の強豪3カ国に拠点を置くチームが争う世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」の主催者は20日、ロンドンで開いた理事会で、2016年からの日本の新規参入を承認した。日本ラグビー協会によると、契約期間は20年までの5シーズン。

 日本は今年10月に単独の最終候補となり、詰めの交渉を行っていた。日本協会は19年ワールドカップ(W杯)日本大会に向けた強化のため、チーム編成は代表選手を軸にする方針だ。

 現在15チームのスーパーラグビーは16年のリーグ拡大時に18チームに増え、2グループ、4カンファレンスに分かれてレギュラーシーズンを戦う。日本は南アフリカ・グループのカンファレンスに所属。本拠地は東京・秩父宮ラグビー場で、7~8試合の本拠地試合のうち3試合をシンガポールで行う。

 日本以外は南アフリカとアルゼンチンを拠点とするチームが参入する。