国際バスケットボール連盟(FIBA)のパトリック・バウマン事務総長(47)は18日、都内で、無期限の国際試合出場停止処分を下した日本協会の問題に関して会見した。

 協会改革を主導するタスクフォース(特別チーム)に関しては、FIBAから1人、日本人9人の計10人で運営する方針を示した。

 タスクフォースのメンバーには日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏(78)、JOC関係者、有識者らがメンバーに入る予定。初会合は来年1月末。月1回以上の会合を開き、バウマン事務総長は「1月はわたしも行く」と意欲を見せた。

 さらに、16年リオデジャネイロ五輪予選出場の期限にもなる6月を1つの区切りとし「(問題解決に)到達できなければ、厳しい決断が迫られる」と日本代表の予選出場ありきではないとの考えを口にした。

 FIBAは、日本協会が、国内男子のナショナルリーグ(NBL)とTKbjリーグを統合できないことなどを問題視。国内統括団体の機能を果たしていないとして11月26日に異例の厳しい処分を発表していた。同事務総長は「痛みを伴うが(東京五輪がある)2020年の選手のため、必要な基盤をきちんと構築する必要がある」と話した。