<高校ラグビー:報徳学園36-14日川>◇1回戦◇28日◇花園

 日川(山梨)は逆転負けで、初戦で姿を消した。

 前半はペースを握った。FW戦に持ち込んで前に出る持ち前のスタイルで、12分にはラックからフランカー大内真(2年)が抜け出して先制トライを奪った。その後も敵陣内で攻め続けたが、報徳学園の粘りにあって無得点。逆に前半終了間際に追いつかれ、後半に焦りが生じた。

 後半に入り自陣内でのノックオンなどミスが増えた。これで相手を乗せてしまい、前半とはうってかわって防戦一方になった。キックとパスでボールを動かしてくる相手についていけなくなり、ずるずるとトライを許した。ノーサイドの笛にがっくり肩を落としたCTB紀伊遥太朗主将(3年)は「敵陣に入ってもボールを蹴り出され、キャッチなどにミスが出て流れを失ってしまった」と悔し涙を流した。