<バレーボール:W杯女子大会・日本2-0ブラジル>◇8日目◇13日◇札幌・北海きたえーる

 第1セットの23-24。日本は身長159センチの竹下が目いっぱい腕を伸ばしてブロックした球は、相手コートのエンドライン際に落ちた。26-24でこの1セットを奪う流れを呼び込んだセッターは「すごかったですね。当ててくれたという感じだった」と自らも驚いた様子だった。

 まれに見る司令塔の働きが奏功し、チームは最後まで主導権を握り続けた。強敵相手の快勝にも、33歳のベテランは「うれしい気持ちはあるが、次の東京に備えたい」と浮かれることはなかった。