【バンクーバー(カナダ)9日(日本時間10日)=佐々木一郎】10年バンクーバー五輪が行われるカナダでも、浅田真央(18=中京大中京高)のファンが増えてきた。ケベック市在住のエリザベス・ヒギンスさん(17)は、浅田の魅力を英語圏の人々にも知ってもらおうと、07年末にファンサイト(http://www.maoasadafanwebsite.com/)を立ち上げた。

 ヒギンスさんが浅田を初めて知ったのは、カナダで行われた05年世界ジュニア選手権の時。自身は無名のスケーターだが、同年代の選手が3回転半をこなす事実に驚き、滑りに魅了された。「日本語が分からない人にも彼女のことを知って欲しくて、ウェブサイトをつくりました。これから、もっと多くの人に、マオのことを知ってもらいたいです」。口コミで、友人などを応援の輪に巻き込んでいるという。

 4大陸選手権では、在カナダ韓国人が詰めかけた金妍児の応援が目立った。だが浅田の潜在能力の高さは、国境を超えて注目されている。ヒギンスさんは、今年のスケートアメリカのチケットを購入し、07年スケートカナダに続く2度目の直接応援を予定している。