北海道女子サッカーリーグのASC

 adooma(アドゥーマ)が15日、札幌市内で会見し、10年度から新体制となる日本女子リーグに加盟申請を行ったことを発表した。現在のなでしこリーグ(L1、L2各8チーム)は10年度から再編成され、トップのなでしこリーグ(10チーム)の下にチャレンジリーグ(東西各6チーム)が新たに設置される。adoomaはこのチャレンジリーグEASTへの加盟を希望している。

 アドゥーマは04年創部の厚真町を拠点にしたクラブチーム。現在は札幌を拠点に中高生、学生、社会人の26人が所属している。道女子リーグでは06年2位、07年3位、昨年2位。山田静代表兼監督(37)は「北海道の優秀な子が道外に行き活躍している。受け皿になりたいのと、早くトップのなでしこリーグに上がりたい」と抱負を話した。

 日本協会はチャレンジリーグの新規参入チーム申請を15日に締め切り、adoomaは14日に手続きを済ませた。9月中旬までにヒアリング、現地調査を行い。11月の理事会で決定する。同リーグ加盟が認められた場合、チームはNPO法人北海道スポーツクラブに所属。同法人が運営する札幌サッカーアミューズメントパークを試合会場、練習場所とする。年間15試合の遠征費などのチーム運営費1000万円の確保が、これからの課題となる。