<陸上:日本学生対校選手権>◇6日◇最終日◇東京・国立競技場

 男子200メートルでは世界選手権(ベルリン)代表の斎藤仁志(筑波大)が20秒77で3連覇した。対校得点では男子は順大が3年ぶり26度目、女子は筑波大が3年ぶり19度目の優勝を飾った。

 男子200メートルで斎藤が100メートルの雪辱を晴らした。4日の100メートルは準決勝で左太ももを痛めて敗退。ベストより約1秒遅かった世界選手権の200メートルに続く散々な結果に、着替えの入った袋をけ飛ばし、壁に頭突きをして1時間放心状態になるほど悔しがった。「最後だし、主将として絶対に負けられない」と奮起し、肉離れしそうだったという左足を抱えながら両手を広げてゴール。「学生の大会で負けられなかった」と、さわやかな笑顔で話した。