元旭化成陸上部監督で男子マラソンの宗茂、猛ら名選手を育てた広島日出国(ひろしま・ひでくに)氏が23日午前6時32分、肺炎のため、宮崎市の病院で死去した。71歳。宮崎県出身。通夜は24日午後6時30分から、葬儀・告別式は25日正午から宮崎市錦町6の11、セレモニー宮崎メモリードホールで。喪主は妻希代子(きよこ)さん。

 1959年に旭化成に入社し、65年の朝日国際(現福岡国際)マラソンで優勝したほか、九州一周駅伝などで活躍した。77年に監督となり、旭化成の黄金時代を築いた。マラソンで宗茂、猛の双子を五輪に送ったほか、91年世界選手権優勝の谷口浩美、92年バルセロナ五輪銀メダリストの森下広一を発掘して育てた。88年から沖電気宮崎(当時、今年3月末にOKI陸上部は廃部)を率いた。