<W杯スキー:モーグル>◇第9戦◇18日◇新潟・苗場スキー場

 女子で今季、2季ぶりに復帰した上村愛子(32=北野建設)が今季の自己最高タイの7位に入った。予選を6位で通過。期待された決勝では第1エアで体勢を崩すシーンがあるなど順位をひとつ落としたが、メンバー最速のラップをたたき出すなど、地元開催で手ごたえをつかんだ。「予選があまり良くなかったので何が何でも下まで滑ろうと思った。壁をひとつ越えられたかな」と笑顔を見せた。

 10年バンクーバー五輪4位入賞後、休養に入っていたが、今大会が夫の皆川賢太郎(竹村総合警備)の地元・苗場で行われることなどをきっかけに戻ってきた。下部大会で結果を出し、W杯代表に復帰と1歩1歩前に進んできた。観戦した夫は「さすが」と称賛。今日19日のデュアルモーグルに向け上村は「攻めの滑りができたらいい」と前を向いた。