体操の朝日生命は14日、都内で練習を公開し、昨年の世界選手権代表の飯塚友海(18)が「ロンドン五輪のことしか考えていない」と初の五輪代表入りを誓った。身長152センチで、股下が70センチ以上。スタイルの良さに実力も備わり、昨年11月の同選手権では跳馬の切り札として期待された。しかし、団体予選の練習で転倒。左膝を4針縫うケガで、せっかくの代表を棒に振った。12月には同じ跳馬の助走で転倒し「助走路で前に行けない」。その恐怖を克服し、五輪選考会の4月全日本、5月NHK杯に挑む。両大会とも床と跳馬で高難度の技を成功すればボーナス点がつく。飯塚には有利なシステムだけに、期待がかかる。