国際オリンピック委員会(IOC)は12日、スイス・ローザンヌの理事会でロンドン五輪実施26競技から、レスリングを「除外候補」に決めた。20年五輪では、この日「中核競技」に選ばれた25競技に16年リオデジャネイロ大会で採用されるゴルフ、7人制ラグビーを加えた27競技の実施が確定。レスリングは野球とソフトボールなど7候補と1枠を争うが、残れる可能性は低い。

 ◆20年夏季五輪の実施競技決定までの流れ

 今回のIOC理事会で決定した25の「中核競技」と、16年リオデジャネイロ五輪から採用されるゴルフ、7人制ラグビーの計27競技は20年夏季五輪の実施が決まった。残りは1枠あり、今年5月にロシア・サンクトペテルブルクで開かれるIOC理事会で、今回漏れたレスリングに加えて野球・ソフトボール、空手など8競技から、1競技または複数に絞り込む。20年五輪の開催地も決まる9月のIOC総会(ブエノスアイレス)で、候補競技を新たに追加するかどうか、投票で決める。