男子テニスのデルレービーチ国際は26日(日本時間27日)、米デルレービーチ・テニスセンターで第2日を行い、先週の全米室内選手権でツアー3勝目を挙げた世界16位の錦織圭(23=日清食品)が、初戦で棄権した。同150位で208センチの巨人、カロビッチ(33)に第1セット4-5の時点で、左脇腹の痛みで試合を止めた。全米室内の試合中に痛めたもので、今後のことを考え大事を取ったとみられる。

 錦織は第6ゲームの自分のサービスゲームをダブルフォールト2本で落とし、続行不可能とあきらめた。「先週より痛みが増して(続行は)無理だった」と、自ら握手を求めた。左脇腹の痛みで通常、時速190キロのサーブは140キロ前後しか出なかった。来週からは4大大会に次ぐ規模の大会が、2週連続で行われる。「しっかり休んで調整したい」と切り替えていた。

 [2013年2月28日8時33分

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