高速水着時代を超える-。競泳の国別対抗戦、スーパーシリーズ(30、31日)に出場する入江陵介(25=イトマン東進)瀬戸大也(20)ら日本代表選手が27日、成田空港から開催地オーストラリアへ向けて出発した。

 入江は昨年アジア大会2冠に輝くなど、昨年から好調を持続する。今年の目標は8月の世界選手権(ロシア)100、200メートル背泳ぎの金メダル獲得。さらに100メートルでは高速水着時代だった09年のピアソル(米国)の51秒94の世界記録更新を掲げる。昨年4月の日本選手権では高速水着時代の自身の日本記録に0秒33迫る52秒57をマーク。「世界新は近い。(悲願の五輪)金メダルもより近く感じている」と自信を持ってプレ五輪イヤーの初戦に挑む。