春場所で不振の佐渡ケ嶽部屋の2大関について、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は16日夜、琴光喜は17日の9日目も出場するが、左腕を痛めているという琴欧洲については同日朝の様子を見て出場するかどうか判断することを明らかにした。

 佐渡ケ嶽親方は、8日目もともに敗れて2勝6敗となった両大関と、大阪府松原市の部屋で打ち出し後に個別に話し合った。4日目の鶴竜戦から5連敗の琴欧洲について、鶴竜戦で左上腕二頭筋周辺を痛めたことを明かした上で「本人は相当悩んでいる」と話した。

 琴光喜については昨年11月下旬に胆石の摘出手術を受けたことを挙げ「場所前は元気だったが、おなかに力が入らないと言っている。手術したからかな」と心配していた。