露鵬の塩谷安男弁護士は7日、露鵬の「B検体」の精密検査を要求しないことを明らかにした。予備のB検体の検査の権利を放棄することで、正規のドーピング検査の流れではこれで「陽性」が確定する。

 しかし塩谷弁護士は「手続きに問題がある中で、精密検査を繰り返しても意味がない」と話し、検査上の問題点や、露鵬の副流煙の可能性を否定した根拠などについて、8日の緊急理事会に先立って同日午前に開かれる再発防止検討委員会に対し質問状を出し、対応次第では法的措置も考えるという。同委員会には露鵬と白露山も同席する予定。