横綱白鵬(25=宮城野)が、口蹄(こうてい)疫問題で揺れる「宮崎牛」をPRした。14度目の優勝を果たした大相撲夏場所千秋楽から一夜明けた24日、東京・墨田区の宮城野部屋で会見。優勝力士に「宮崎県知事賞」として贈られている「1頭分」の牛肉について「大好き。うちの部屋や家族も、優勝したら一番の楽しみっていうくらい。(500万円の支援金を贈った)相撲協会がいい形でしましたし、自分もいろいろと考えています。できるだけ返したい」と、会長を務める力士会としても、何らかの支援をしたい意向を示した。

 千秋楽では大関日馬富士(26)を下し、春場所に続く全勝優勝を達成。大関魁皇(37)が、史上2人目の通算1000勝を達成した直後の土俵だった。「すごいのひと言。自分も全勝がかかっていて緊張していましたけど、魁皇関への声援でフッと飛びました。(自分も)できるもんならやりたい」と、偉大な記録への意欲を見せた。