日本相撲協会は26日、春場所を開催する大阪市内に倉庫として所有する土地の一部を、指定暴力団山口組系勝野組が事務所として使用している、と発表した。97年4月に結んだ賃貸借契約の解除に向け、法的手続きを進める。
6月に大阪府警からの通報で判明した。相撲協会の弁護団事務局長を務める岡本岳弁護士によると、相撲協会所有地に隣接する会社から「外階段用地として使いたい」と申し出があり、契約した。実際には組事務所で、外階段として使われず建物に取り込まれてしまったという。この土地は幅80センチ、長さ11メートルで、広さは約8平方メートル。
契約時、相撲協会に組事務所や暴力団関係先という認識はなかった。8月末から9月上旬にかけて土地明け渡し等の訴訟を起こす見通し。放駒理事長(元大関魁傑)は「隠していると思われてはいけないので早く発表した。過去の出来事に線を1度引きたいと思っていた」と話した。


