<大相撲技量審査場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

 横綱白鵬(26=宮城野)は大関把瑠都(26=尾上)を力強く寄り切り、連敗を免れて1敗を守った。把瑠都は4敗目。平幕の栃ノ心(23=春日野)が関脇琴奨菊(27=佐渡ヶ嶽)を寄り切って2敗をキープしたため、白鵬は千秋楽の大関魁皇戦に朝青龍の史上最多記録に並ぶ7連覇を懸けることになった。

 魁皇(28=友綱)は関脇稀勢の里(24=鳴戸)に寄り切られて6敗目を喫した。稀勢の里は7勝7敗。大関日馬富士(27=伊勢ケ浜)は豪風(31=尾車)を寄り切って9勝5敗。小結鶴竜(25=井筒)が11勝目をマークした。

 千秋楽で1敗の白鵬が敗れ、2敗の栃ノ心が日馬富士に勝つと、2敗同士の優勝決定戦となる。