日本相撲協会の湊川審判委員(元小結大徹)が28日、大相撲初場所の番付編成会議前に、九州場所9日目(19日)の誤審問題で親方らに謝罪した。鏡山審判部長(元関脇多賀竜)が「(湊川委員が)立ち上がって『ご迷惑をお掛けしました』と言っていた」と明かした。

 湊川委員は豪栄道-日馬富士の取組中に日馬富士の足が出たと勘違いして勝負を止めた。協議の結果、前代未聞のやり直しとなった。鏡山部長は会議の中で「(判断に)自信がなければ(取組が)終わってから手を挙げてやりましょう」と確認したという。