西関脇把瑠都(28=尾上)が19日、日本相撲協会に「左膝前十字靱帯(じんたい)、半月板損傷」の診断書を提出した。夏場所8日目(19日)から休場する。

 把瑠都は7日目の稀勢の里(26)戦で寄り倒された際に古傷の左膝を痛めた。7日目まで3勝4敗。このまま再出場せずに負け越せば、09年秋場所からの三役から陥落する。名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)での復帰へ向けて、師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋=43)は「本人と話はしたが、ケガの程度はまだ分からない。名古屋に間に合うかも分からない」と説明した。

 10年夏場所で大関となった把瑠都は、右足のけがなどで昨年秋場所と九州場所を連続途中休場。在位15場所で大関から陥落した。10勝すれば大関に復帰できた初場所で8勝7敗。今場所は大関復帰の足固めの場所として期待されていた。