大関霧島(30=音羽山)が東前頭筆頭の藤ノ川(21=伊勢ノ海)を下し3連勝を飾った。取組後、場内では一度「上手投げ」とアナウンスされたが、その後「寄り切り」に訂正される一幕もあった。
霧島は決まり手について「映像を見ていないから」と冷静に受け止めつつ、白星先行にも「調子に乗らないように、一番一番しっかり頑張りたい」と表情を引き締めた。
この日の一番は若さあふれる藤ノ川の勢いを、どう止めるかが焦点だった。霧島はもろ差し気味の苦しい形をつくられたが、慌てることなく「相手を見ながら流れで」体勢を立て直した。そのまま圧力をかけて土俵際まで追い込み力強く仕留めた。
藤ノ川とは場所前の稽古で何度も胸を合わせており、激しい攻めに出てくることは十分に想定していたという。この日の朝稽古では特に意識する様子を見せなかったが「こういう相撲になるかなと思っていた。スピードで負けないように、自分から強くいければと思っていた。慌てないで取れたと思う」と納得の口ぶり。内容のある3連勝で大関としての地力を示した。【山田遼太郎】

