夏場所で幕下優勝したエジプト出身の大砂嵐(21=大嶽)が29日、名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)での新十両を決めた。

 日本相撲協会の番付編成会議で正式決定。所要8場所での昇進は小錦、把瑠都と並ぶ歴代最速タイ。アフリカ大陸出身力士としては初の関取となった。大嶽部屋で会見を行い「大嶽親方(元十両大竜)ありがとうございました。毎日稽古頑張ります。オレの夢はまだまだ上。突っ張って腰をおろして自分の相撲スタイルで。今日からまたスタート」と決意した。大嶽親方も「アフリカ大陸から初めてということで注目されてきた。これからは力士として相撲の成績で注目されるようになってほしい。心の部分でも成長してほしい」と期待した。