<大相撲初場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

 横綱白鵬(28=宮城野)が、14勝1敗で並んだ優勝決定戦で大関鶴竜を下し、28度目の優勝を飾った。

 横綱のプライドにかけても同じ相手に2番続けて敗れるわけにはいかなかった。本割で敗れて臨んだ優勝決定戦。立ち合いから得意の右四つとはいかなかったものの、左からのとったりから左四つに組み止め、右のまわしをがっちり引いて、寄り切った。

 西前頭10枚目の遠藤(23=追手風)は、この日敗れたものの11勝4敗の成績で、歴代2位のスピード記録となる三賞(敢闘賞)を受賞した。

 また、大関稀勢の里(27=田子ノ浦)は、右足親指の靱帯(じんたい)損傷のため、この日休場。不戦敗で今場所は7勝8敗で負け越しが決まり、春場所(3月9日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)は初のかど番となる。