大相撲の初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)を前に、横綱審議委員会の稽古総見が26日、両国国技館内の相撲教習所で行われた。ただ、横綱鶴竜(29=井筒)と大関琴奨菊(30=佐渡ケ嶽)が発熱のために不参加。横綱白鵬(29=宮城野)はぶつかり稽古のみで、相撲は取らなかった。

 上位陣では大関稀勢の里(28=田子ノ浦)が横綱日馬富士(30=伊勢ケ浜)、大関豪栄道(28=境川)と申し合いを行い、日馬富士に4連勝するなど12勝8敗と、最多の20番をこなした。豪栄道は7勝8敗、日馬富士は4勝7敗と精彩を欠いた。

 関脇逸ノ城(21=湊)は力なく寄り切られる場面が目立って1勝5敗。東前頭3枚目で再び上位と対戦する遠藤(24=追手風)は精力的に稽古し、7勝8敗だった。