66場所ぶりに関脇で初場所を迎える千代大海(33=九重)が22日、本格的なけいこを開始した。九州場所で大関から陥落。6敗時点で引退を明言した上で、10勝以上で大関復帰を目指す。朝げいこでは、痛めている両ひじにサポーターを巻き、若い衆相手に47番胸を出した。

 明るい表情が戻り、体調を聞かれ「最高だよ」と笑った。11年ぶりの関脇には「そんなこと考えていない。目標がある限り挑戦したい」と、地位は関係ない。力士会で量った体重は、秋場所より7キロ減の145キロ。夏場所での144キロの「大関最軽量」に近い。「ボロボロになろうが、自分の相撲を取り、それを見て元気になってくれるファンがいれば」と意欲をみせた。