朝青龍現れず…。十両以上の力士による「力士会」が27日、東京・両国国技館内の相撲教習所で開かれた。10月3日予定の引退相撲へ協力をお願いする予定だった元横綱朝青龍関(29)は欠席。複数のモンゴル出身力士には「行くよ」という連絡があったというが、最後まで姿を現さなかった。力士会会長の横綱白鵬は「まだ来てないからね。何とも言えない」と話した。

 この日は「主役」抜きでモンゴル出身力士が話し合い、元朝青龍関に記念品を贈ることを決めた。ただ、引退相撲まで約5カ月に迫りながら事務局も開設されていない。元朝青龍関の一宮マネジャーは「(事務局は)連休明けにできれば、と思っています。力士会には秋場所前に行きます」と話した。5月3日には東京都内で行われるモンゴル祭り「ハワリンバヤル」か、レスリング全日本選抜選手権に行く予定。ただ、いずれも白鵬も参加予定で、新旧横綱が鉢合わせになる可能性が高くなった。