大相撲秋場所(9月9日初日、両国国技館)で綱とりに挑む大関日馬富士(28=伊勢ケ浜)が13日、休暇のためモンゴルへ一時帰国した。滞在中は、元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(31)と会食予定。

 モンゴルレスリング協会会長を務める同氏のもと、ロンドン五輪でレスリング選手が銅メダルを獲得したことと、自身の名古屋場所優勝を祝うという。一方で、綱とりの極意を聞く機会にもなる。「(アドバイスは)いつもいただいてるけど、横綱はいつも燃えてますからね」と、兄貴分との再会を待ち望んだ。06年に交通事故で亡くなった父の墓参りや、左足首の治療も予定。妻子の待つ実家で英気を養い、綱とりへの準備を整える。