角界入りを目指し来日している、グルジア人のバラスィリ・ザザ(21)が28日、大嶽部屋で稽古した。日本では初めての稽古とあり戸惑った様子も、前に出るよう指摘されると三段目の力士を寄り切るなど力のあるところを見せた。ザザは「稽古場がきれいで稽古中は静か。すごく規律が取れている。四股、ぶつかり稽古がきつかった」と汗をぬぐった。父が心臓病で自宅療養中だ。大学では弁護士資格を取るため勉強中だが、第1希望は角界入り。大学の授業後は夜8時~早朝4時までカジノでガードマンをする。08年世界選手権以来4年ぶりの再会だった大砂嵐は「相撲界に入れるよう祈っている」と話した。