大相撲名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)で史上最速タイの所要2場所で新十両昇進を果たした遠藤(22=追手風)が異例の「関取教習生」になる。30日、両国国技館の相撲教習所で行われた入所式に出席した。本来、関取になれば教習所に通う必要はない。だが、師匠の追手風親方(元前頭大翔山)の意向で巡業以外は規定の半年間をまっとうすることが決定。実技は、関取のみが稽古で締める白まわし姿でこなすといい、教習所担当の甲山親方(元前頭大碇)は「白まわしの教習生は初めてでしょう」。朝5時起きとなる遠藤は「教習所に通っていて、関取になっていいのかなぁ」と苦笑いしつつも受け入れた。