阪神の新育成助っ人右腕コンビへ、同学年の仲間が歓迎会を“検討”している。
3月中に来日予定の、ドミニカ共和国出身00年1月生まれのアンソニー・マルティネス投手(24)と99年10月生まれのホセ・ベタンセス投手(24)は日本の4月~3月生まれに置き換えると99年度生まれになる。阪神では、18年ドラフト6位の湯浅京己投手、21年ドラフト2位鈴木勇斗投手、3位桐敷拓馬投手、5位の岡留英貴投手、育成ドラフト1位の伊藤稜投手、新人では23年育成ドラフト1位の松原快投手(日本海L・富山)が「99年会」のメンバーだ。助っ人を加えると計8選手で12球団で唯一、投手のみで99年度組が構成される。鈴木は「同い年での継投もできたら」とひそかに願っている。
阪神の99年会は、22年オフに牧丈一郎投手(17年入団・22年退団)の餞別(せんべつ)をかねて始まった。現在も定期的に食事会が行われる。
湯浅はアマチュア時代から助っ人と交流していた。18年の富山・日本海L時代にルイス・ラミレス投手(31)や広島や西武に在籍経験のあるデュアンテ・ヒース投手(38)と頻繁に食事に行っていた。新助っ人も会には招くのか? とたずねた。「(食事会は)通訳が必要だけど、同学年の助っ人なら呼びますね。また同級生にピッチャーしかいないのはすごいですよね」。
続けて桐敷にもたずねると、昨季岩崎優投手(32)がコルテン・ブルワー投手(31)を食事に招いていたことを振り返りながら語った。「結束も高まるし、ましてや異国の地に来るわけだし。通訳さんもいっぱい接していると思うけど、そこはやっぱり同学年が一番接していかないと。練習中は(おのおのが)自分のメニュー優先で集中するから、食事の場でないとなかなか会話できないかも」。そんな実情を明かし、サポートを誓った。
普段は、岡留か湯浅が幹事役を務める。その湯浅が「楽しみ!」と今回の幹事役にはファームの投手陣を支える同学年の裏方、三原大知球団本部付アナリストを挙げた。桐敷も「ちょうどいい」とうなずいた。
記者は阪神時代の新庄剛志氏が当時巨人の槙原寛己氏に敬遠サヨナラを放った2日前に誕生した99年生まれ。4月で社会人3年目の今、同学年の友人と集うのはほとんどが旅先か帰省時の地元に限られている。大人になり出会った同学年の仲間といたわり合う関係性は、小中学生の同級生とは違う結束力が働く気がする。弊社も競馬担当の下村琴葉記者やスポーツ・芸能担当の竹本穂乃加記者ら、年次は先輩だが、同学年で働く立場の存在は励みになっている。
プロ野球選手たちは、試合で戦う時は味方でありながら、個々の出場機会を争うライバル。それでも仲間を思い、いたわり合う虎の99年会に親近感が湧く。
オープン戦や教育リーグが盛んに行われる3月。今月合流し、99年組に加わる新助っ人の交流を気にかけながら、開幕を待つ春になる。【中島麗】




