17日に広島市内で行われた新入団会見に同席した広島新井貴浩監督(47)が珍しく小さく見えた。指揮官の身長は189センチで現役時代から体格を維持している。それでも新人選手と並んだ新井監督は小さく見えた。

ドラフト5位の千葉学芸・菊地ハルン投手(18)はドラフト指名時の球界最高身長となる2メートル、体重110キロと恵まれた体格を持つ。育成1位の知徳・小船翼投手(18)は198センチ、112キロと、ともに今季チーム最高身長だった196センチのアドゥワを上回る。

菊地はパキスタン人の父、日本人の母の間に生まれ、「ハルン」という名は父の母国の国王が由来だという。会見では「家族のご飯をいっぱい食べて大きくなりました。好きなメニュー? カレーとか、ひき肉を使ったご飯」とまだあどけなさが残る一面ものぞかせた。

投手としては2メートルから投げ下ろす最速149キロの直球を武器とする。3年夏の大会が終わった後から平均球速も上がるなど、発展途上にある。まだまだ伸びしろ十分の逸材といえる。

そんな菊地が「久しぶりに目線があった」と驚くほどの体格だったのが、育成1位の小船だ。体重は菊地を上回り、身長は菊地の2メートルに迫る198センチで「たぶん、まだ少し伸びていると思います」と笑う。

「この身長と力強いストレート、そして三振の取れるスライダーが武器だと思います。まだ体もでき上がっていないですし、技術もまだまだ。そういうところを伸ばしていきたいと」

新人8選手と写真撮影した新井監督は2人に「大きいな」と目を丸くした。会見後も「みんな大きいね。特に菊地ハルンと小船。めっちゃデカいね。すごいね、最近の高校生は。佐々木以外は初めて会ったけど、みんないい顔つきをしているなと感じました」と期待を口にした。規格外の大ききな体には、誰にも予想できない規格外の成長を遂げる可能性が秘められている。【広島担当 前原淳】

新入団選手会見で、新井監督と握手する育成1位の小船翼(左)
新入団選手会見で、新井監督と握手する育成1位の小船翼(左)