浦和学院(埼玉)が、2年ぶりの日本一を逃した。

 2回に1点を先取した直後、先発のエース左腕、江口奨理投手(3年)が3四死球と制球を乱し、適時打と失策で2失点した。「まだまだ自分が甘かった。力不足でした。最後の詰めが甘かったと思います」と反省した。

 打線は9安打を放ったが、1点止まり。昨秋の明治神宮大会では6回コールド10-0で大勝した相手に惜敗した。

 森士監督(50)は「江口は連投の中でよく頑張ったが、相手の執念が上でした。(県岐阜商)高橋君を打って勝ったことで、選手の中には、根拠のない、勝てるんじゃないかという気の緩みがあったのかもしれない」と話した。