東海大四(北海道)が13年覇者の浦和学院(埼玉)に逆転勝ちし、悲願の日本一に王手をかけた。昨秋の明治神宮大会で6回コールドの0-10で完敗した相手にリベンジを果たした。

 エース大沢志意也(3年)が投打で活躍した。2回表、3連打を浴びて先制を許したが、その裏の攻撃の2死三塁。7番の大沢が中前適時打を放ち、同点とした。なおも連続四死球で満塁の好機に、相手失策で2点目を挙げた。6回1死一、三塁では大沢がスクイズでダメ押しの3点目。投げては何度もピンチを迎えながら抑えきり、1失点完投勝利を挙げた。

 1日の決勝では敦賀気比(福井)と対戦する。北海道勢の決勝進出は、63年に準優勝した北海以来52年ぶり。大脇英徳監督(39)は「北海道の代表として堂々と戦い、良いゲームができれば」と心待ちにしていた。