北海が延長13回の死闘を制し、3年ぶりの4強入りを決めた。

 3回までに2点を先行されたが、6回2死走者なしから3連続長短打で同点。13回には、大矢勝幸二塁手(3年)の三塁打を起点に、5回から好救援していた山本樹(3年)の幸運な左前打で勝ち越した。

 ロングリリーフとなった山本は9回を散発2安打で無失点。「辛抱強く丁寧に投げてくれた」と平川敦監督(44)も絶賛の投球で、駒大苫小牧の143キロ右腕、伊藤大海(3年)との投げ合いを制した。